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ロータリークラブ会員は地域のボランティアとして、助けを必要としている人々を支援しています。

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2019年4月3日 会員スピーチ「新妻和雄会員]

会長あいさつ                            会長 大出 隆秀
 皆さん、こんにちは。新元号の「令和」が発表されて、初めての例会となります。何か、「新しい時代の幕開け」という感じがいたします。今日は、4月にもかかわらず、季節外れの雪が降り積もりましたが、まもなく、花見山や信夫山でも桜の開花の時期を迎えます。この寒さも、もう少しの辛抱かと思います。会員の皆様には、体調管理に十分ご留意いただき、溌溂とした気持ちで新年度を迎えていただきたいと思います。
 さて、先週は、水曜日の例会・理事会に続き、福島ロータリークラブの68周年記念例会、二本松での会長・幹事会、とロータリー漬けの1週間でした。
 福島ロータリーの記念例会では、阿久津先生のいつもどおりの含蓄がある素晴らしいお話をお聞きしましたが、会員スピーチの中で「知っておきたいロータリーソング」の話として、いつも例会で唄う「日も風も星も」の紹介があり、この話がとても印象に残りました。このロータリーソングの作曲者が、古関裕而氏であることを皆さんは、ご存じでしたでしょうか。この曲は、昭和48年、東京世田谷ロータリークラブの創立10周年の記念事業として作曲されたものであり、なんと古関裕而氏自身もロータリアンであり、昭和50年には、同クラブの第14代会長を務めていたとのことでした。このように言われれば、リズムやテンポが、古関裕而氏の他の楽曲に通じるものがあるような気もいたします。
 さて、今週は、ロータリーでは、奉仕活動の6つの重点分野の1つ、「母子の健康」月間ということになっています。少しだけ、これに関連する話をします。
 この「母子の健康」について、ロータリーの資料によれば、毎年、5歳未満で命を落とす子供は、世界で推定590万人いると言われています、その主な原因は、栄養失調、適切な医療や衛生設備の欠如など、どれも予防することが可能なものばかりとのことです。ロータリーでは、母子が質の高い医療を受けられるよう、また、出産でいのちを落とす母親がいなくなるよう、具体的には、予防接種、安全な出産キット、移動クリニック等、あらゆる方法で母子の健康を推進する活動をしています。
日本では、この「母子の健康」については、アフリカ・中南米を中心とする世界の他の国々に比較して、クローズアップされる機会はあまり多くないと思います。これは、日本が、出産時のリスク、妊産婦や新生児の死亡率が低く、比較的出産が安全で医療・衛生設備が充実した環境に恵まれているからであると思われます。
 2018年のユニセフの調査では、日本は、「赤ちゃんが最も安全に生まれる国」と報告されており、1000人の赤ちゃんのうち、45.6人が死亡するパキスタンに比較して、生後28日未満に死亡する乳児は、約50分の1の0.9人という極めて低い死亡率になっています。
 先日、慶応大学病院で、世界最軽量の男の赤ちゃんが誕生したことがニュースになりました。この赤ちゃんは、昨年夏、体重268グラムで生まれましたが、2月20日には、体重3238グラムまで成長し、合併症や障害もなく、元気に退院したということです。体重268グラムの重さは、およそリンゴ1個分、500ミリリットルのペットボトルに半分の水を入れたくらいの重さで、両手のひらに乗せられるくらいの大きさです。改めて、人間の生命力と医療技術の進歩に驚いた次第です。
 今日は、母子の健康について、当クラブで最も詳しい新妻会員に卓話をお願いいたしました。先日、新妻会員とお話ししたとき、最近、わが国では、性感染症の1つである梅毒が急増しているというお話も聞きました。また、一時、話題となったエイズの新規感染も一向に減る傾向にはないようです。いずれも死に直結する病ではなくなったのかもしれませんが、母子の健康を脅かすとても厄介な病気であることは、間違いありません。今日は、「母子の健康」というテーマについて、ロータリアンがどんな奉仕活動ができるのか、新妻会員の話を聞きながら、皆さんとともに考えていくきっかけにしたいと思います。後ほど、新妻会員どうぞよろしくお願いいたします。
 今週も、正副リーダー会議、第28回の福島中央ロータリー杯サッカー大会、と地区行事、クラブ行事が続きます。会員の皆様には、年度初めのお忙しい時期かと思いますが、4月6日の正副リーダー会議、言葉が適切ではないかもしれませんが、地区研修・協議会の予行演習、前哨戦ともなります。本番に向けて、会員の皆様のご協力のほど、よろしくお願いいたします。なお、同じ日、サッカー大会にもご参加の会員さんには、ダブルヘッダーになりますが、会場の移動の際には十分気を付けて、ご参加ください。簡単ですが、本日の会長あいさつといたします。
会員スピーチ                              新妻 和雄会員
「日本での性感染症の動向は?」
 性感染症のなかでは性器クラミジア感染症(以下クラミジア)、淋菌感染症(以下淋病)、性器ヘルペスウイルス感染症が大都市圏を中心に若い人の間で増加しています。このことはHIV感染症(エイズ)でも同様のことがいえます。
 ①特にHIV感染は日本人男性の増加が顕著になっており感染経路は同性間の性的接触は63.4%(2007年)、異性間の性的接触は25.2%となっていて若い世代での感染が多いことが特徴です。
②淋病は男女とも一旦減少しましたが、1995年より再び増加する傾向がみられています。特に都市部での増加の兆しが指摘されています。
③クラミジア感染症は、特に女性の増加が目立っています。たとえば子宮頸管からのクラミジア検出率が既婚妊娠女性で約3%、未婚妊娠女性で13%という調査結果が示されています。しかし、若年妊婦(16~19歳)の検出率は20.5%です。このように頻度の最も高いクラミジアの状況からみて、我が国の性感染症の動向は決して予断を許さない状況です。

「10代の若者に増えている“クラミジア感染症”と“淋菌感染症”」
 性感染症は、性行為を介して、直接ヒトからヒトへ病原微生物が伝播する感染症の総称です。エイズを引き起こす後天性免疫不全ウイルス(HIV)による感染や、性器クラミジア感染症など10種くらい位以上の病気が知られています。現在、性感染症の中でクラミジア感染症と淋菌感染症が若い人たちの間で増えてきているほかHIV感染も着実に増えてきています。性感染症はかつて性病と呼ばれてきた時代から、1999年4月に施行された感染症新法(性病予防法、エイズ予防法、伝染病予防法の統合)の成立により性病(梅毒、淋病、軟性下疳など)の名前がなくなり、性感染症に統一され、このうち梅毒、エイズ/HIVは全数報告(保健所へ)が義務づけられており、残りの4つの病気は定点報告(全国約970箇所)です。そして今日の性感染症の重要な問題が一般の人たち、それも10代の若い人たちに広がっていることです。

「性感染症の最近の動向」 無症状感染の増加と若年層への広がり
 性感染症は、臨床症状が比較的軽微であることもあいまって、この病気に対する警戒心が薄れているきらいがありますが、最近性感染症自体の内容も変化しているように見受けられます。
 クラミジア・トラコマチスや淋菌の感染を例にとりますと、注目すべき点は、感染部位が性器以外の口腔などに広がってきていること、かつての病原微生物が比較的強く感染部位の反応を示していたのに比べ、最近は無症状感染が増加していることであります。
 そして性に関する意識や性行為の変化もあり若年層を中心とした無症状の感染の増加は、性感染症の感染源がいわゆる歓楽街を中心としたものから、一般社会、家庭の中へと感染の幅を大きく広げつつあることを示しています。

 福島県の取り組み
・2016年12月より保健所における無料・匿名の梅毒相談検査を開始
・2016年度より性感染症に係わる研修会や協議会を開催
・2018年より積極的疫学調査(保健所から医師に確認:任意)
→ 性風俗の従事歴、利用歴の有無(直近6カ月以内)

梅毒の届出様式の変更について
▷ 梅毒の発生動向をより詳細に把握するため、以下の事項を発生届の届出事項に追加:2019年1月1日適用
 ・性風俗の従事歴、利用歴の有無(直近6カ月以内)
 ・妊娠の有無
 ・過去の治療歴

         リスク行動等の疫学状況がより明確に!

 
 
 


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