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2018年10月31日 ストスピーチ 復興牧場:フェリスラテ

会長あいさつ                           会長 大出 隆秀
 皆さん、こんにちは。
 先週は、長浜東ロータリークラブの皆さんをお迎えしての「歓迎の夕べ」、バイオリニストの草野さん、ピアニストの藤野さんの演奏を楽しんでいただけたでしょうか。
 最後の曲、中島みゆきさんの「糸」の歌詞の中、「幸せ」という字が、仕事の「仕」と集合の「合う」の字を使っていることをご存じでしたでしょうか。「仕事を合わせると書く『仕合わせ』は、職業奉仕を信条とするロータリー活動につながる」というメッセージは、ロータリアンにとって、とてもありがたく勇気づけられる言葉だと思いました。
 例会の翌日は、ゴルフ部会主催の「みちのく親善コンペ」をグランディ那須白河において、長浜東ロータリークラブ会員8名、当クラブから12名の多数の会員の皆さんの参加をいただき盛大に開催いたしました。幸いにも晴天に恵まれ、前日の夜間例会に引き続き、ベント芝のグリーン上、ゴルフ談議をしながら楽しく親睦を深めることができました。参加いただきました会員の皆様、お疲れさまでした。
 成績の方は、長浜東ロータリークラブの本庄会長さんとわがクラブの高橋ゴルフ部会会長がともにベストグロス賞。年齢差により、優勝を来訪クラブの本庄会長に謙譲するという、何とも素晴らしい結果となりました。優勝スピーチの中、本庄会長からは、今回のクラブ訪問にあたり、会員の皆さんからの歓迎にたいして、感謝の言葉を頂戴いたしました。
 今回は、ボナリ高原、グランディ那須白河の2日間にわたるゴルフコンペの開催、夜間例会でのアトラクション、2次会への多数の会員の皆さんのご参加、ゴルフ部会、親睦委員会、会員の皆さんには、大変お世話になりました。ありがとうございました。後日、本庄会長さん、松居幹事さんより、長浜東ロータリークラブの会員さんが、今回の訪問を大変満足して喜んでおられたと感謝のメールとお電話をいただきましたので、ご報告させていただきます。
 さて、本日は、今年度のクラブのテーマが「伝えようふくしまの元気」ということで、今の福島をもっと元気にしてくれる人、株式会社 フェリスラテ代表取締役 田中一正(たなかかずまさ)様をお招きいたしました。このフェリスラテという社名は、スペイン語の「幸福」とイタリア語の「牛乳」を組み合わせた造語とお聞きしています。きっと、福島の皆さんに「幸せの牛乳」を届けるとともに、福島に希望と勇気と元気を与えてくれる会社ではないかと思います。
 東日本大震災後、福島県酪農業協同組合のもとで、原発事故により避難休業されていた酪農家の方々5名が立ち上げたこの会社は、福島市西部の土船にあり、敷地面積は、約3.6ヘクタール、飼育頭数500頭以上、運転資金などを含め20億円近い事業費をかけて設立されたこの農場は、名実ともに福島の畜産の復興のシンボルといえると思います。
 フェリスラテの社訓は、「牛にやさしく、人にやさしく笑顔のために」 だそうです。
 後ほど、福島を元気にしてくれる人、田中一正様のスピーチを楽しみにしております。
 現在、福島県の平成28年の農業算出額は、2077億円で、このうち、畜産の産出額は497億円と農業全体の約24%を占めており、米に次ぎ第2位の産出額になっています。しかし、消費の現状は、平成29年度、県庁所在地・政令指定都市52都市別1世帯当たり畜産物購入金額は、牛乳が14,931円で31位、牛肉が12,890円で45位、と産出額に対して低い金額です。福島県に住む私たちは、「地産地消」、今月のロータリー月間のテーマでもある「経済と地域社会の発展」に貢献するためにも、食欲の秋の今、福島県畜産物をもっとどんどん食べていくことが必要と思います。
 そして、来週の例会ですが、「ふくしまスカイパーク」訪問に続き、第2回の職場訪問例会、福島第1原子力発電所の見学となります。当日は、バスの車内から、原発事故で大きく破壊された原子力発電所の1号機から4号機の現状と震災・津波の被害状況を中心に視察いたします。福島の運命を大きく変えることになった東日本大震災と原発事故の実際の現場を見学することにより、これからの福島の復興と将来について、考える機会にしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 本日は、ゲストスピーチもございますので、以上で会長あいさつといたします。
お客様のご紹介                       副幹事補佐 亀岡 政雄
 本日は、福島を元気にする人シリーズ第4弾としまして、復興牧場フェリスラテ代表取締役社長田中一正(たなか かずまさ)様をお招きしております。
 会長のあいさつでも触れられておりましたが、改めて、ご紹介申し上げます。
 田中一正様は、現在株式会社フェリスラテ代表取締役をされており、またNPO法人「未来といのち」の理事も務められております。
 1971年2月のお生まれで、2001年10月酪農新規就農者として飯舘村長泥行政区に入植され、2011年3月11日の東日本大震災により避難休業を余儀なくされ、現在も帰還困難区域につき避難を継続せざるを得ない状況にあります。
 そうした中、2012年にNPO法人福島農業復興ネットワーク、ミネロファーム担当理事に就任され、福島市に乳牛150頭規模のミネロファームを立ち上げられました。
 現在はこちらの理事は退任されているとのことです。
 2014年には、株式会社フェリスラテを立ち上げ、代表取締役社長に就任。580頭規模の酪農を展開して現在に至っておられます。
 今日は、「復興牧場フェリスラテが目指す明日の畜産」というテーマで卓話をしていただきます。
田中様、よろしくお願いします。
ゲストスピーチ             復興牧場フェリスラテ 代表取締役社長 田中 一正様 
 昭和46年2月16日東京都生まれ、元々動物好きだったので北海道の酪農学園短期大学へ進学、その後関東圏の当時日本一の規模を誇るメガファームへ就職しました。
 2001年満を持して飯舘村長泥で酪農新規就農者として入植しましたが、2011年原発事故が起き、帰還困難区域のため現在も避難中の身です。避難により無職になってしまいましたが、福島県酪農組合にお声がけいただきNPO法人福島農業復興ネットワークが立ち上がり理事に就任しました。
 そのNPOの取り組みで最も力を注いでいたのが「子供のための酪農体験事業」「新規就農者、学生、社会人のための酪農学習事業」です。
 それを達成するために乳業メーカーダノン社の支援を受け松川町に150頭規模のミネロファームを立ち上げました。
 今の時世、口蹄疫、鳥インフルエンザ等バイオセキュリティーが厳しくなり一般の方々が牧場に立ち入れない中、子供たちを呼んで酪農仕事、牛、牛乳について教えてあげたり、学生に実体験を通じ農業の魅力と理解を深めてもらい将来農業業界で活躍してもらえばと思っています。
 私は今まで経済行為としてしか酪農に携わっていなかったので酪農という仕事を理解してもらうことによって酪農の発展に貢献できるということにやりがいを感じていました。
 ミネロファームも大体軌道に乗り出してきたのでNPO理事を退任し2014年(株)フェリスラテを立ち上げました。
 現在は580頭規模、総勢23名、生乳出荷日量15トン、年商5憶円です。
 ミネロファームは入り口の部分、「牛とは何ぞや」そういうのを現場で見聞きできる場。このような取り組みに特化している牧場は県内で初めてのケースです。
 学校は既存の農業高校、農業短大があります。
 そしてようやくフェリスラテという大規模牧場が出来上がりました。志を抱いて専門教育を受けてきた若者たちがいままでは県外に流出していましたがフェリスラテという受け皿ができたことにより県内に優秀な人材が定着し業界が活性化するであろうシステムが構築されました。点と点が結び付き線になったのです。
 福島県は家族経営型酪農が90%以上で大規模牧場は皆無に等しい状況でした。
 最近は酪農業界も女性進出が盛んになり多くは男性も含め非農家の子たちが多くなってきました。そういう子たちをフェリスラテですくい上げていきたい、そして将来独立して自分の牧場を立ち上げるような人材を輩出できればと願っています。私がそうであったように。私も入植の頃から様々な方にお世話になって今があります。
 その恩を次の世代への支援で返していくことが私の使命だと思っています。
 農家の子弟でなくても志さえあれば誰でも大成できる、そういう開かれた業界にするようにフェリスラテを運営していきたいです。
 少子高齢化、後継者不足といわれますがこういう形で裾野が広がっていけば業界も活性化するのではないでしょうか。
   
ベネフェクター             高橋正見会員
ポールハリスフェロー          佐藤信雄会員
マルチプルポールハリスフェロー1回目  佐藤晃子会員
マルチプルポールハリスフェロー7回目   芳賀 裕会員
米山功労者 第24回メジャードナー    栗村正紀会員


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